2016年11月 S様の手記 

『2016  2つの体験』

去年の夏、突然家の周りにメスの子猫が二匹現れました。



猫を飼ってるからこそ見たくない現実、飼っているからこそ見てしまう現実。

2つの気持ちの揺れる中、まだ生後2ヶ月くらいの子猫だったのでご飯だけでもと食べさせていました。



眠る場所はお隣の方がガレージを提供されてて、お水もあげられていました。

家とお隣の間で暮らし、どちらの家族にも慣れてじゃれて遊んでました。

そうなるとだんだんとかわいくなってしまうものですね。



でも今年になってからオス猫が二匹か現れたのです。
どちらも首輪のついた飼い猫みたいです。


去勢手術はされてないようなので悩んだり揺れてる時間はないのかもしれない!!

このままでは子猫が増えてしまう。
っと思ったのですが、
個人の力で保護して不妊手術して里親探し出来るんだろうか?って葛藤してた時に
『八幡地域猫を考える会』を知り相談に伺いました。


そこで背中を押してもらい頑張ろうと決めました!

捕獲の準備から病院への手配や搬送。
里親募集サイトの登録の方法などアドバイス頂きました。

1番励みになったのは『里親さんは絶対に見つかる』って諦めない気持ちを持つ事が大切と仰って頂き
その言葉が心に強く響き前向きになれたと思います。



幸いな事にブログに写真を載せて頂いたのがきっかけで二匹共に素敵な里親様がすぐに見つかりました!
これでこのコ達も暖かいお家で暖かい家族の元で幸せになれると思うと涙が出ました。


もちろん後悔もあります。
もっと早く会の事を知り相談に行ってもっと早く幸せにしてあげれたはず…っと。
でも、今 里親様からの 幸せそうな報告メールを読むと後悔もちょっとづつ薄れてきます。
感謝です。


あと、背中を押してくれたのは
8ヶ月で突然死した家の猫が『ママ!頑張って』って言ってくれてるような気がしたので動けたのかもしれません。


会のみなさんにその事と、現在飼っている猫が病気なので
外の猫を保護した場合のアドバイスなども聞いてもらいフォローしてもらえました。


それから少しづつ会のみなさんの活動の事、TNRの事、などを聞いたり 現場を体験させて頂いた中で
ちょっとだけでも私が出来る事はないかな?って思うようになり
『預り』を体験させてもらえました。


TNR活動を中心にされていても、いろいろな事情で保護せざるを得ない猫はいます。
それも決して少なくはありません。
その猫達の一時的な預りです。

こちらの活動も会の方は保護する為に早朝や夜中など暑くても寒くても頑張っておられます。

たかが猫でしょうか?でも人間と同じ大切な命です。

そして保護された猫の里親様を見つけどんなに遠くでもお届けしていらっしゃるのです。

この素敵な活動の中のほんのちょっとのお手伝いの預りを体験させてもらえた事に感謝しています。

人間 ネガティブな気持ちになる時もありますよね!?
小さな事ですが小さく誰か(猫)に必要とされてる!?って
大げさですが 自分にもちょっと役に立てる事もあるかも!?って思えるようになりました。

猫ってすごいですね(笑)

この『保護』『預り』二つの体験はとても大きな経験になりました。
会のみなさん本当にありがとうございます。

そして私と出会ってくれた 杏ちゃん、蕾ちゃんありがとう。




しぃちゃん、しゅうくん、そのちゃん、ひぃちゃん、ポポちゃん、ゆっちありがとう。


私自身、この経験から まずは人間が外の猫の現状を『知る』って事が大切だと思いました。
自分の周りから知ってもらえるように、伝えていきたいです。

猫を好きな人だけでなく 猫が苦手や嫌いな方にも知ってもらい
外の猫も人間も幸せに暮らせる環境になっていけたらと思います。