2017年3月 Sさん

「ひとりじゃない!!と 伝えたい。。。」

 
 

 私が今の様な 野良猫に餌をやったり、TNR活動にかかわったりしたのは 

この1〜2年の事です。

それまでは 3年前に家の裏で まだ臍の緒が取れたばかりの 目も開いていない小さな猫を
保護し、我が家に迎えただけで 精一杯で 外の猫の事は何も知りませんでした。
その保護した子猫が ちー太です。
 

 ちー太が少し大きくなってきた頃から 野良ちゃんが気になり、

自分の敷地内なら大丈夫だろうと安易に考えて始めた『餌やり』

寒さをしのげる様に、冷たい雨から身を守れる様に 小屋を作り

そこに住み着いたのが 茶白のスーちゃんと、白に黒い模様の シロ 
その頃から ネットで色々な事を知るようになり 不妊手術が何故必要なのかも知り
自分で捕まえて不妊手術や予防接種を受けさせようとしましたが
実際に出来たのは 行方不明になったシロだけ…
スーちゃんは 大怪我をした時に 何とか捕まえて病院へ連れて行き 治療してもらったけれど、
怪我の治療が優先だったので 結局 警戒されてしまい手術は出来ませんでした。
 
そうこうする内に 私を見つけると飛んで来て 離れようとせず
敷地内の小屋に住みつていたシロが ある日突然 姿を消し 
方々 探し回り、愛護センターへも確認しましたが、結局見つからず
あんなに慣れた子だったのに エイズキャリアというだけで
里親も探さず そのままにしておいた事が 今も心に引っかかっています。
 
シロが居なくなって暫くした頃から 小屋の中には近所の会社でご飯をもらい
その横の車屋さんの駐車場に住み着いて 2度出産をしていたクロが 
子供のマロや弟のキジちゃんを連れて 引っ越ししてきて
その内に 親にはぐれたらしい チャトラの子猫 茶々もクロの家族と行動を共にしだしました。
 
でも、駐車場には スーちゃん♂がおり まだ未去勢。
クロの子供のマロ♂とキジ♂も未去勢。勿論 クロ♀も不妊していません。
茶々は 警戒心が強く、性別は分からなかったものの このままにはしておけず
ひとりで 捕獲と避妊去勢をする方法を模索しながらネットで調べてみるものの
スーちゃんの怪我ををきっかけに始めた500円貯金があるとは言え、
いくら掛かるのかさえも分からず
大きな団体さんで 無料で不妊手術をして下さる所はあったものの
仕事を持ってる上に 車の運転が出来ない私には 限られた日時に連れて行くのは無理があり
どうすれば良いのか、何処にも相談出来ず、 手段もわからず ただ、ただ悩んでばかりいました。
 
 そうです、私は何もかも ひとりでやろうとしていたのです。
安易に始めた餌やりだから
私が何も考えずに 無責任に始めた事だから。。。
私が何とかしなければいけないんだ。。。と
そう思い込んでいたのです。
 
 
偶然にもその頃、ちー太がひとりぼっちなのが可哀想で、兄弟を探してやりたくて
今まで見ていなかった『里親募集』のサイトをを検索。

そこから偶然 目にした サビちゃんがキッカケで ブログを始め、

保護をされた方と お話し出来る様になり

悩みを聞いて頂いたり、 様々な保護活動の事も教えて頂き
そしてその方に手を差し伸べて頂いて  どんどん話しが進み 
我が家の駐車場に住んでた子も、通って来ていた子も 無事に手術してあげる事が出来ました。
 
こう書いてしまうと簡単に聞こえますが、私ではなく 手を差し伸べて下さった方と 
その方と共に猫ちゃんの命を守る為に活動されているメンバーの方々が
どれだけの準備をし、何度も車を走らせ、病院へも朝早くから行って、

ご自分達の時間を費やし、御自宅に保護した子達を預かり 私の負担を思い

赤ちゃんも預かって下さったり、

(保護の話が決まった頃、クロが3度目の出産をしてしまいました)
本当に、時間も手間も神経も注ぎ込んで下さいました。
手を差し伸べたら ガッシリと掴んで下さる そのたくましさと行動力
それがどんなにありがたかったか…
 
そう、私は ひとりではありませんでした。
その事を 行動で その身を以て教えて下さいました。
 
キッカケはどうであれ 外に暮らす猫たちを 何とかしたいと思う気持ちは
私だけが持っているものではなく、周りを見渡せば 必ず同じ思いの方がおられます。
そして 手を差し伸べようとして下さる方々もおられるんです。
 
本当に 猫の事を思っておられるのなら、その手にすがり付いてみませんか?
自分ではなく 目の前の その小さな命の為に。
 
 
活動されてる方々は 本当に 隅々にまで心を配り 力になって下さいます。
ご自分達の為なんかじゃなく
愛する猫ちゃんやわんちゃん達の為です。
 
 
どうか、こんな私の拙い文章を読んで下さった方の中に、同じ様に悩んでいる方がおられたら
ひとりで悩んでないで 活動されてる方に 思い切って話だけでも聞いて貰って下さい。
自分の悩みを解決する事が、不幸な子達を増やさない道に繋がる事を 信じて下さい。
 
 
ひとりじゃない!!!って、 そうあなたに伝えたい。。。